トップメッセージ
私たちは長年、化学品専門商社として海外ビジネスの仲介を行なってきました。化学品の仲介は安定したビジネスモデルですので、2004年の当グループ設立来17期連続で黒字決算と業績は堅調です。しかし今後は今までの延長線上でビジネスを行うのではなく、業界の課題解決に取組んで日本の化学業界の競争力向上のお役に立ちたいと考えています。
まず、日本の化学業界独自の課題として、コミュニケーションの問題があります。海外向けビジネスではメーカーと海外顧客の間に商社が入ることが多いですが、私は出張時に技術者同士が直接話をして課題解決が進む様子を見てきました。今後刻々と変化する顧客ニーズへ短いサイクルで対応するために、私たち商社経由のコミュニケーションは最適でしょうか。
次に、世界の化学業界に共通の課題として、デジタル化の問題があります。現在の化学業界は未だアナログな営業手法が主流ですが、デジタル時代に専門商社として提供出来る新しい価値を見つけることは、次の時代を生き抜くための必要条件です。
専門商社のノウハウと最新のテクノロジーを使えば、業界のニーズに沿った形で日本のメーカーと海外顧客の直接コミュニケーション及びデジタル化を進めることは可能。そう考えて、当社自らがシステム開発を行い、新しいビジネスを創造し、効率的に継続、拡大できるマーケットプレイスを開発しました。
今後は私たちの営業パーソンが海外との窓口になるのではなく、日本メーカーと海外顧客を直接つなぐ「デジタルの黒子」としてお役に立つためにマーケットプレイスのアップデートを続けて参ります。多くの日本人が海外の人々と直接つながれば、日本の特長や主張が国際的に受け入れられ、日本は世界と共に成長していくことが出来ると考えています。
このようなビジョンを持ち、当社は中長期で大きな成長を目指します。日本発の化学品マーケティングプレイスの成長を応援して頂いているステークホルダーの皆様におかれましては、なお一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
株式会社BuyChemJapan
代表取締役 大口 真豪