2021年入社式挨拶

 第一部
皆さんの人生について

生産者第一日目
まずは、皆さんの人生についてお話します。
世の中には、サービスを受けてお金を払う消費者と、サービスを提供してお金を受け取る生産者の両サイドがあります。皆さんは今まで基本的に消費者ポジションでしたが、今日から生産者ポジションに立ことになります。つまり、皆さんは生産者一年生です。

 

人生のプランニング
この人生の節目の日に、皆さんがこれから何をやりたいのか、70歳、80歳あたりまで時間が与えられると仮定して、その時間を使って何をしたいのかを考えてみて下さい。

人生でやりたいことというと無数の事象が出てくると思いますが、まずはベースになる方針を考えてみましょう。例えば、折角の人生を思いっきり楽しみたい、または何か意味のあることを成し遂げたい、などです。

是非、その両方を実現することを目指して下さい。つまり、一度きりの人生を思いっきり楽しみながら、何か意味のあることを成し遂げて、自分がこの世に生を受けたことに何かの意味を持たせてほしいです。皆さんが死ぬ間際に自分の人生を振り返った時に、どんな小さいことでも良いので何か一つ人類の進歩に役立つ成果に貢献出来ていれば素晴らしいことです。

 

自分のゴールを見つける
当社は、それぞれの人生の時間を使って何か意味のあることを成し遂げたい人間の集団です。もしも皆さんの人生の目的が思いっきり楽しむことだけであるなら、当社の環境は向いていないかもしれません。しかし、もしも自分の人生つまり自分に与えられた時間を、自分の楽しみ以外の何か意味のあるものを達成するために使いたい人にとっては、うってつけの環境です。当社は長期視点で人類にとって意味のある成果をあげることを目指している組織だからです。私たちが何を目指しているかにについては後で説明します。

「努力は夢中には勝てない」といいます。学生時代は、誰しも興味のない科目の勉強をやらされた経験があるのではないでしょうか。学校を卒業した皆さんは、今日から自分の好きなゴールに向かって走ることが出来ます。かつてさせられた興味のない勉強のように他の人のために「頑張る」必要はなく、自分のゴールのために「没頭できる」ことを見つけましょう。そうすることで、充実した人生を送ることが出来ます。

 

生産者としての成長
生産者は消費者に選ばれないと生き残ることは出来ません。消費者はまずい料理を提供するレストランや雰囲気の微妙なバーには行きませんし、バグの多いゲームもしないからです。これから生産者として仕事をするためには、他の生産者たちとの競争に勝つために必要なスキルを獲得していかなければなりません。スキル獲得のためには、一定の時間が必要です。

先ほど言った通り、他人のための時間を生きるのは楽しくないばかりか、苦痛ですらあります。私は皆さんに自分らしい人生を送ってほしい、自分自身が納得できる人生の時間の使い方をして欲しいと考えています。そのためには、まず皆さんがどのような人生を送りたいか考えて、現時点での自分自身のゴールを見つけましょう。そうすることで、そこへ到達するための道のりを夢中で駆け抜けることが出来るはずです。

 

第二部
当社の方向性について

世界の抱える2つの問題
次に、当社の向かっている方向についてお話します。
私も、私の人生を精一杯楽しむとともに、私に与えられた時間を何か意味のあることに使いたいと思っています。ポイントは、前の世代から受け取った文明のスープにどのような味をつぎ足して、次世代に伝えるかです。人類は過去数万年の歴史を通じて、様々な点で大きく改善したものの、まだまだ大きな矛盾、不条理を抱えています。特に大きな問題は戦争と貧困です。私たちは、ほんの少しだけでもそれらの状況を改善するお手伝いをしたいと考えています。

 

戦争の可能性を最小化するために
まず、戦争の可能性を少なくするためには、お互いをよく知ることが大切です。そのために国際的なコミュニケーションを増やすことを目指しています。最初の一歩として、テクノロジーの力を活用して、私の祖国の日本と海外の国々とのコミュニケーション量を増やすことを現在の会社のミッションとしています。

 

貧困を改善するために
次に貧困問題を改善するためには、世界中がもっと豊かになることと、教育格差などの格差を小さくすることが必要です。
世界中を豊かにするための取り組みとしては、現在の私たちの事業の核である国際貿易の促進が挙げられます。国際貿易には、世界の原料をより効率的に生産できる場所に届ける機能や、様々な製品をより効率的に消費することが出来る場所に届ける機能があり、世界中の人々の生活を豊かにします。つまり、今後私たちが国際貿易を推進すればするほど、自給自足の状態に比べて世界を豊かにするお手伝いが出来ます。
格差を小さくするための取り組みとしては、世界に存在する様々な問題解決をスムーズに行うための、株式会社的NPOという新しい組織の仕組みを提案しています。これは、株主のためにお金を増やし続けることを目的とする株式会社と、社会課題に向き合っているにもかかわらず財政的な問題を抱えるNPOをハイブリッド化した組織モデルです。まず私たちが株式会社的NPOの最初の成功モデルになり、この組織モデルが機能することを世界に示すことを目指します。

 

私たちが最後に見たい景色
私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。一緒に私たちのミッションを目指したいと考える人たちが更に集まり、今後人類史に小さな一歩を印す組織が作られます。大きな目標を達成する道のりは、大きな山を登るのに似ています。単調な上り坂が続き苦しい時もありますが、進むべき方向に登り続けていると時に素晴らしい景色が眼下に広がり、私たちの努力の成果を実感することが出来ます。そして、山頂に着いた時には素晴らしい風景を見て、自分の足で登り切った人だけが味わえる感動を経験出来るでしょう。


世界に二つとないユニークな登山隊へ皆さんが参加してくれたことを心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせて頂きます。
 

株式会社大真/株式会社BuyChemJapan
代表取締役 大口真豪